インドのコミッションビジネス
現在4月28日 17:49
varanasiに到着し、puja guest houseに泊まって休んでます。
ヴァラナシまでは列車でやってきましたが、10:50の到着が12:30になるのがインドの列車です。というか、一日遅延とか経験してないのでまだ僕はマシなんじゃないのかなとか思ったりしてる昨今です。
ところで25~27までの2日間、Lake side hotel(11~12年版地球の歩き方に載ってるにホテル)に居たときに、アワデシュさん(その宿屋の兄弟の末っ子の37歳独身男性)の日本語が達者でそこらへんの下手くそで明らかに客引きのために覚えました!みたいな日本語しゃべるインド人とはレベルが違ったりする理由が後に明らかになったりしたのですが、彼は日本語のツアーガイドの資格を持っていてそもそもそのガイドの資格を取るのが難しいのに取れちゃってるので頭良いんだろうなと。そんな彼にはインドの家庭料理をご馳走になって、服屋案内してもらって涼しそうな服かったり、Relianceの3Gモデムを買えるように頼んだりいろいろお世話になったわけで。
宿にはノートブックが置いてあって、そこには良い事しか書かないほうがいいよといわれる。服の値段とか書かないほうがいいよとか言われる。僕は上下4枚とランニングシャツ2枚を買って3000ルピー払ったわけで、こりゃ高いんじゃないかと思ったりしたわけですが、まあお世話になったからいいかと。服の相場をまだ把握してないので実際どうなんでしょう。でも、ノートに買った服の値段はかかないほうがいいって言ってたので、たぶん高い買い物なんだろうなと思ったりしてるわけです。
で、いろいろご馳走になったあとに政府承認のホテルの隣にある宝石店に連れていかれて曼荼羅やアクセサリーを見てたんですが曼荼羅は2万円とか、宝石ついたアクセは100ドルからみたいなことになっていて、それを買うと明らかにたびの予算が大幅に減るとわかるのでそれを説明して、最終的に買わずに済ますというところまで辿りつきました。
「いまお金持ってなくても後で払っていいから」みたいな親切設計がよくあって、カードもおKみたいなことになってるので、本当に欲しいなら買えばいいし見たいだけなら最初から買わないから見なくていいって言ったほうがいいなと。それでも見たいなら買わないことを明言してから見せてもらえばいいんじゃね。。。と思ってたりします。そこでは売る側が圧力かけたり、強制したりしないのが良いところで、ちんぷんかんぷんな日本語を話す客引きに捕まるとそういうことになってしまったりするので経験として一回くらい遭ってもいいんじゃね。とか思ったり思わなかったり。
で、その宿からちょっと歩いたところからジープで駅の近くまで10ルピーで行けたりして、やっぱり10ルピーくらいで乗り物ってのれるんだよなとか再確認したりした昨今です。ジープには子供含めると8人くらいのっていて、ぎゅうぎゅう詰めで入れるだけ入ってみた!みたいなことになってたりするのはおもしろい光景です。
で、カジュラホ駅には17:30には着いてたので出発の23:30までそこらへんのインド人に話しかけてヒンディー語習ってました。でもヒンディー語をヒンディー語でならったのでまったくわけがわからないこと4時間くらい。最初はカジュラホのオールドヴィレッジに住んでいるという御爺さんに。その後は若いインド人4人に囲まれてヒンディー語でしゃべってました。というか彼らの話したヒンディー語をオウムのように繰り返すということをひたすらしていた4時間。
まったく意味がわからないけれど彼らおもしろそうにしてるし、僕にはヒンディー語の名前までつけられて君の名前は「バーバー」だ。意味は狙撃手だ。ということになっていて、僕には本当の意味を確認することができないので後で調べることにしようと思ってたりしました。で、彼らと仲良くなったはいいけどヒンディー語しか喋れないのでだんだん疲れてきたりしたんですが、英語が少しわかるインド人がきて最終的に列車のチケットを交換して彼らと一緒の列車に乗らないか?みたいなこと言われたのですが疲れて寝たかったので理解できないフリして普通に自分の座席まで行ってさっさと寝たのが昨夜の話です。列車は2時間遅れてヴァラナシに到着しました。周りの乗客に聞かないと電車が遅れてるのか、自分が乗り過ごしたのかわからないので要確認だなーとか思ったりしました。
で、このエントリーのタイトルの話がまったく出てこないのでもう飽きちゃったと思うんですが、ここからその話をしようと思います。
駅に着くと、かならず日本語で話しかけられて「どこへ行くのか?」「泊まる場所は?」とか聞かれたりします。で、彼らはほとんど乗り物のドライバーだったりします。なぜ話しかけてくるのかといえば、ホテルに連れていって客がそこへ泊まればコミッションが貰えることになっていたりします。で、どこへ連れていかれるかといえば「地球の歩き方」のホテルです。彼らはなぜか最新版の地球の歩き方のホテルの欄のコピーを持っていて、それを利用して客引きしてたりします。
なのでホテルとドライバーが組んで「地球の歩き方」をうまいこと活かしてビジネスしてるので、ロンプラの宿にいこうとすると止められたりします。実際、ロンプラのpuja guest houseに行こうとすると、その付近は危険だし日本人旅行者は地球の歩き方に書いてある宿の近くにいっぱいいるから安心じゃないか!みたいなこと言ってくるわけです。でも、注意するところは注意する、ということはどこを訪れたとしてもかわらないのでpuja guest houseの近くは特別危険な場所なのか?という話を連れて行かれたホテルで案内されてるにも関わらず、その案内人に聞いてみたりしました。
で、彼は「日本に兄弟が居て僕は日本が好きで日本人を尊敬してるし、日本人好きだしあなたはお客さんだからお客さんには本当のこというのが当たり前なので、ドライバーたちがコミッションもらえるからあなたが行きたいところ(puja guest house)の近くは危険だと言って連れてくるけど、実際あそこは彼らがいうような危険な場所じゃないし無理やり連れてこられても良い気持ちしないでしょう。あなたには良い気持ちで泊まってもらいたいから、puja guest house見てからもしここに泊まりたかったらまたおいでよ。」ということを僕に言ってくるわけです。
すごく良心的なインド人も居るわけです。結局彼のホテルには泊まらないことになってしまうわけですが、コミッションの話については僕の想像ではなく現地人、少なくとも2人からは聞いている話なのでそういうことなんでしょうと思ったりしてます。そんなわけで、コミッションの話は普通に聞けると思います。
で、ロンプラの宿に泊まるのが「地球の歩き方」を使ったコミッションビジネスのおかげで難しかったりするのですが、辿りついてチェックインできたときの達成感はこの1週間で味わえなかった、というかやっとロンプラの宿に泊まれたりしたのでこれからは宿はロンプラ、食事は地球の歩き方という使い分けがようやく出来るようになってよかったなーっと。。。
ところで、まだ残念ながらアマルティア・センとかタゴールの話が出来てなかったりするので大学へ訪れた際はそういう話をしてみたいと思います。一般人とガンディーの話は出来るんですけどねぇ。。。
そういえば、インドの再入国が2ヶ月間できないことになってるので他国への旅はインドの旅が終わってからしようと思ってます。そっちのほうが僕には都合がよいので。。。
ではでは。