嘘は顔にでる?実際の嘘つきの表情をみてみた。
最近『Lie to me』というドラマにはまっているぼくです。
シーズン3まで見終わりました。
Lie to meは微表情を分析する専門家の主人公カル・ライトマン博士が相手の嘘を見つけて真実を追求していくドラマだったりします。
実際に主人公のモデルがいて、それはポールヱクマンという心理学者だったりします。
んで、ポールヱクマンの作った微表情の読み取りを訓練するソフトがあったりして、オンライントレーニングができたりします。ぼくはそれを買ってしれっと訓練してみたんですが、割と使えて人間観察がより楽しくなったりしてます。
話は変わりますがナイラの証言、ナイーラの証言・・・この証言のことを知ってる人がいたら話は早いのですが、知らない人のためにサクっと説明します。
ナイラという少女がボランティアでクウェートの病院で働いていたときに、イラクの兵隊たちがやってきて保育器の中の赤ちゃんを奪って、その赤ちゃんを置き去りにして殺した。
簡単にいうとそういう証言なのですが、これはアメリカのPR会社ヒル・アンド・ノウルトンのローリー・フィッツペガドの指導のおかげで生まれた"名演技"でした。要するに嘘だったんですよね。
んで、議会でのナイラの証言の様子が見れる映像があったので騙されるような内容だったのか見てみました。 > http://www.youtube.com/watch?v=LmfVs3WaE9Y
声は泣きそうになっているんですが、序盤は明らかな悲しい表情ではないんですよね。でも悲しんでるように見せかける名演技が世界を騙したんですよね。。。
悲しい表情は、眉毛の内側が上にあがって、口のコーナーが下がるという特徴があるんですけど、代わりにナイラの顔で見られた決定的な表情は、恥でした。
恥の表情の例がこちら
"Clockwise from top left: Richard Perry / The New York Times; Keith Meyers for the New York Times; Hiroko Masuike for The New York Times; Stephen Crowley/The New York Times; Greg Gibson/Associated Press; Associated Press."
> http://cityroom.blogs.nytimes.com/2011/06/07/that-look-that-weiner-spitzer-clinton-look/
スキャンダルで見せた恥の表情の数々です。
比較してみてくだしあ。
この恥の表情を一瞬見せた後、ナイラは悲しみの名演技により深く入っていきます。
んで、顔をよく見れば嘘をついてることはわかるんですけど嘘をついた理由まではわからないんですよね。
指導された演技をして、事実と違うことを言ってたくさんの人々を騙すことに当時15歳のナイラは罪の意識を感じて恥の表情を見せたんじゃね?と推測してます。。。
ということで表情分析は割と楽しいので暇なら政治家の表情でやってみたらいいんじゃないかなーと。。。
ぼくは政治家の表情を見て楽しんでますよっと。。。