海外移住計画

GDPの議論から、生活の質の議論に。

"one opinion other opinion" 2

ブッダガヤで日本人と会って夕食を一緒にとった。気づけば時間が迫っていて余裕がなかったのでリキシャー停車場で80ルピーで乗せてくれと言い続けるが1人だけでのるなら300ルピーじゃないと無理だと他のドライバーにも言われ続け時間だけが過ぎていき、列車に乗り遅れる恐れが増してきたので150ルピーで乗せるといったリキシャーに飛び乗った。

 

が、なぜか他のインド人がのってきてドライバーも乗れよとリキシャー待ちのインド人にいってたので敢えて何も言わなかった。途中何人かが降りてお金を渡すところを僕にみられたくなかった彼らはこそこそ隠れて支払いを済まそうとしていたが、客はドライバーに20ルピーを渡し、ドライバーが10ルピーをお釣りで返していたところを僕はしっかりみていた。

 

で、ガヤ駅に着くまでに僕は150ルピー払わないで済む方法をずっと考えていた。思いのほか早くついたので考え付いた作戦をさっそく実行した。

 

「聞き間違えはしてない」を突き通す作戦からまず入った。

 

僕は115ルピーを彼に渡した。彼は「ワンヒフティ」と言い僕は「そうそう、だからワンヒフティーンじゃん」といい115ルピーを渡す。が、ドライバーは納得しないので僕は「というか115ルピー高すぎでしょ。僕は乗る時に僕だけしか乗らないっていってあなたは115ルピーが料金って言ったよね?だけど、僕以外に途中で何人ものってきたよね?で、さっき降りた人bees rupe(20ルピー)あなたに渡して、おつりがdos rupe10ルピー)だったところちゃんとみてたよ(ここで彼の顔が不安がる)。僕が外国人だからそうやって高い料金いってるの?そうやって外国人のこと騙してるの?」と質問をグサグサ突き刺してたら、彼は「僕は20ルピー貰ってないしおつりも10ルピーじゃないよ。(汗」と嘘をつき始めたので、僕は「いまあなた嘘ついたよね?あなた本気でそれいってるの?あなた嘘ついてない?」と顔を近づけてジロジロと5回は繰り返し言いドライバーから目をそらさなかった。

 

「何で嘘ついてまで高いお金とるの?」等の質問をマシンガンのようにしていたら彼は焦りはじめて、席をたって後部座席をバンバンと2回叩いて大きな音をだした後に150ルピーと言って僕を威嚇してみたものの全く払う気がなかったので、彼がそこを離れたときに115ルピーを後部座席に置いてその場をササっと立ち去った。立ち去る前に他のインド人からどこの出身か聞かれたので「カンボジア」と答えた。カンボジアの人がこういう人だと思われたら済まないと思いつつ、追いかけられないようにエンクワイアリーで立ち止まらずに23番ホームまでいった。

 

2番ホームへ真っ先に向かったのは先のドライバーが作戦を実行する前に列車のプラットフォームを教えてくれたからだ。周りのインド人に「Doon express2番プラットフォームに止まりますか?」と英語とヒンディー語で尋ねて2番だということを再確認した。

 

その列車は1時間遅れて着いた。

 

コルカタへは朝着いた。

 

コルカタに着いてから2人組みのインド人に声をかけられて仲良くなった。

 

暑い中歩き回って川をながめていた。疲れたので部屋に戻ると彼らに告げた。すると、彼のおじさんのお店にいかないかと言ってきたので、素直についていってみた。

おじさんは店にいた。そのおじさんは日本語を話せる人だった。

おじさんは関係を大切にする人らしく、人を騙すことはしないらしい。特に日本のことは好きなので日本人との関係は大切にしてるらしい。

 

ところが僕は翌日、その関係性をぶち壊すくらいの出来事を経験してきたのだった。

 

僕はそもそもコルカタにはタゴールのことを調べにきたようなもので、タゴールハウスには絶対に行きたかったのである。おじさんのお店に訪れたのは日曜日だった。僕を連れてきたインド人たちはタゴールハウスは月曜日もやっているというが、ロンプラには休みとかいてある。僕はおじさんにタゴールに興味がある話をして僕が興味があるのをわかってもらい翌日タゴールハウスにいって、その他の場所へもいけるように車をチャーターしてガイドもつけてくれるという話で彼は全て込みで約4000ルピーという価格を提示してきた。車は1300ルピーで一日レンタルできるのでだいぶ高い価格だ。タゴールハウスに行けなかったときは間違いなく僕は苦情をいうことになるであろうことを心のなかで決めていた。そのおじさんは手配するのが本業ではない。本業では布を売っていたりする。

 

ロンプラには月曜日は休みとかいてあることを彼らに言ってみると、タゴールハウスがやっているか詳しい友達がいるから聞いてみるといわれ、そこでもやっているといわれた。

 

先に落ちをいえば、タゴールハウスは月曜日休みだったのだ。ロンプラが正しくて、現地人が間違っていたのである。

 

結果的に間違ったことを言っていた彼らは、最終的に僕が確認しなかったのが間違いだったりとあちらにはコミュニケーションのミス以外に何も非がないようなことを言い出し始めたので僕は呆れていた。そして、過去に言ったことと、現在進行形で言われていることが徐々に変わっていくことに気づいたのでボイスレコーダーを持参していけばよかったと今更思ったりしている。コミニケーションがうまくいってないということにはお互い納得している。

 

彼はエゴサーチをして僕がネットに何をかいているかチェックして、彼らに都合の悪いことがかいてあれば削除しろと言ってきたのである。圧力をかけられたのでツイッターであるツイートを削除したが、事実は消えない。彼らは、たぶん良い人なのだろうが僕が払ったお金は戻ってこないし、時間も無駄になった。良い情報しか残させないのは都合のいい話である。僕の主張が間違っているなら訂正するが、お互い間違っていないと思っているのだからしょうがないのである。彼らは確実にガイドという言葉を使っていたのだが、その言葉さえいっていないというのだから僕は引けない。僕のコミュニケーションにも問題はあったとしても、その問題の部分を記録できないのなら、言った言わないの口論には着地点はない。こういう話をするときはメモ帳にメモしたりボイスレコーダーで録音したりするのがよい。というか、そもそも政府のツアーオフィスやツアー屋さんに行って頼むほうがベターだと個人的には思う。

 

ところで、僕のツイッターのプロフィールに何がかいてあるかといえば、「One opinion Other opinion」とかいてある。これはアルジャジーらの社是で「一つの主張があれば、他の主張もある。」というようなものだ。彼は僕と良い関係を作りたいから悪いことは消して、良い関係を築こうと提案してきた。でも、僕は事実を残したい。だが、翌日のフライト(があると勘違いしていた)僕のことを無料で空港まで送ってくれたのも彼のおかげだ。そこは感謝したい。が、実際は明後日だったので戻ってきた。

 

ところで、彼らはショックを受けたようで、戻ってきてしまった僕を無料でタゴールハウスに連れていってくれた。僕はようやくタゴールハウスへ行けて満足した。が、満足したら小さいパーティをしようといわれて、僕がなぜかご飯を奢ることになった。しょうがないので、奢った。

 

自分のペースで旅が出来ないと非常に苦しい思いをすることが今回わかった。

お世話になりすぎるのはよくない。

次にコルカタに戻るときは僕は一人で行きたいところへ行きたい。自分の時間を持ちたい。

差し引きしても金額で損してしまったので、次からは注意したい。

高予算なら良い品質のものを買えるが、低予算でも満足できるのなら僕はそれでいい。

僕は低予算で良い旅をしたいのである。そもそも高予算の旅はするつもりはないのだ。

 

これまでの旅で学んだことといえば、インドの親切は高くつく。ということである。

 

ということで、親切な人がコミュニケーションのミスによって不親切だと思われるようなこともあったりするのでこっちでも石橋を叩いて結局渡らないようなくらいの慎重さは必要だと思ったり思わなかったりしてます。しつこいようですが、本当に信用が大事ならなぜあのとき相場ではなく4000ルピーの提示をしてきてしまったのか、彼らは僕がお金を何のために支払っているのか理解しているしそれを横でみていたので、本当に良い人なら高すぎるからやめろと言ってくれると思うのですが、甘い考えなのですかねー。。。というか、そこに45人は居たのに誰1人としてそのようなことを言ってくれなかったのでちょっとアレかなーと。後から調べれば相場がわかってしまうと思わなかったのでしょうか。

 

ところで、タゴールミュージアムでタゴールが日本に訪れた際に日本の女性に魅了されたときの話があって、「私は日本の女性達に魅了された。日本人の女性達は自分達に誇りを持ってないと聞いた。本当かどうかはわからないけれど、誇りは外から与えられるものではなく、内にあるものだ。」ということを言って、女性達が誇りを持てるということを彼はいっていたのでした。

 

ではでは。